基本書・予備校本 個人的まとめ

法律を学習していく過程で使った基本書や予備校本についての感想を主観に基づいて書いています

入門民法 全

入門民法(全)

入門民法(全)

 2017年6月28日に改訂版である『民法(全)』が発売になっておりますが、改正民法の施行が最も遅い場合で2020年6月からとなり、施行日までに締結した契約については、原則現行法が適用されることから、現在使用している旧版『入門民法(全)』についての感想になります

 (公布の日から起算して3年を超えない範囲内において政令で定める日から施行

 主に知識の確認・復習用に使っています

特徴

  • 民法総則から家族法まで民法の全分野を一通りカバーしている1冊本である
  • パンデクテン体系に沿いその制度趣旨や判例の解説がコンパクトにまとまっている

www.yuhikaku.co.jp

長所

  • 1冊にまとまっており一通り民法を学習したあとの復習に最適なこと
  • 民法の重要な論点についての記述が厚い

短所

  • 重要論点以外のその他論点は大胆にカットされている
  • 従って重要でない論点の網羅度が高いとは言えない
  • タイトルに『入門』とあるが、初歩の学習において必須である知識の説明が十分でないことから本当の初学者には向かない

長所とも言えるし短所ともいえる

  • 潮見先生は債権分野が専門で物権法については専門外であることから、物権法分野の本を執筆できるほどの知識はないと本書まえがきにて明言されており、従って物権法のページは当り障りのない記述になっている

最後に

 この本は民法全体を浅くでも一通り勉強したことのある方向けだと思います

 学習する側の知識が曖昧なうちにこの本を読んでも「何となくピンと来ない」となりますが、ある程度学んだ後に読むと「なにこれめっちゃわかりやすい」となる本です

    試験の直前期まで長くお付き合いが続く本のひとつになるでしょう

 

最新版はこちら

民法(全)

民法(全)

 

 タイトルから入門が取れ、本の厚さも568頁から726頁にボリュームアップしています